日本でWEB制作会社はもう厳しいと思う。って話。

オフィス

2年くらい前だったかに、btraxさんの「アメリカでWeb制作会社が存在出来ない5つの理由」っていうポストを読んで衝撃を受けたんだけど、この前日本帰った時、後輩がweb制作の会社やるって言ってたけど、もう日本でも単純な制作会社は無理だなと思うんですよ。

記事を読んだ当時はフリーだったのであんまり厳しさがわかってなかった部分があったんだけど、そもそもこの業界って費用はほぼ人件費なわけです。
もし50万で制作の受託を取って、給料25万の社員が2人関わったら50万。会社が負担する分の保証と家賃とかいれたら、2週間以内で上げてもらわないととてもじゃないけどペイできないわけじゃん。
それって相当きちぃな。(日本の制作会社はどうやって利益確保してるんだ?)

ちなみにwebを知らない皆様はホームページ制作で50万ってどう思いましたか?
保育士やってる僕の友達は「高!!ホームページって5万円くらいで作れるとおもってた。」と言ってたけど、多分世間の認識ってそいうレベルなんだと思う。
わかって欲しいのは、予算が少ないと作る側が”終わらせること”をメインで作りはじめてしまうこと。そうなるといいもの絶対できないんで、成果を上げたいならECなら売り上げの数%とかのそういう契約をつけたほうが双方にとってメリットがあると思う。

小規模の会社じゃシステム関係抜きで100万こえるような案件は中々とれない。
たまに大手からの3次受けが回ってきたりするけど、大手だと3次でもこんな値段なのか!とビビることはあるけど。



制作は手間な割には儲からない。
以前web会では結構有名な会社の社長さんとご飯食べた時も「制作はもう厳しいですねー」って言っていて、この値段で取れてるこのレベルの会社でもそうなのか。。。と少しショックを受けた。まぁでもかかる人件費考えればそうなんだよな。

周りをみててもここ2年くらいで、付き合いがあった伸びてるweb制作会社は完全に、制作からマーケティングやコンサルの方向に移行してるなーと見ていて感じた。
気がついたら会社のHPに制作のメニュー無くなってる!!みたいな。

でもこれができるweb会社さんってどんな会社さんかっていうと、直クライアント系の制作会社なんすよ。
ようはお客さん直握りできてるから、マーケ関係の実績もつめるし提案もできてそっちに移行できる。
マーケティングができるからこそ制作単価も上げやすいし、手間と費用がかかる制作は外注に投げちゃえばいいから利益率をあげやすい。

日本もここ数年でフリーでやってる人の数が結構増えたと思う。
ランサーズやクラウドワークスみてると、フィリピンでやってる自分ですら「マジか・・それで食えるのか。。。」って言いたくなる価格の案件は沢山あったりする。

外注コストの低下、フリーも増えた、更に簡単に作れる系のツールも増えてきて、制作を会社でやるのは相当難易度が高くなったとつくづく感じる。
単純に作る技術だけなら正直コスト半分以下のフィリピンのエンジニアも全然日本人に引けを取らないと思ってますし。
アメリカと一番違うとこは、日本語バリアが強いせいでまだ国をまたぐ外注が少ないことかな。
ただ今後プログラマーはこの戦いに巻き込まれると思うけど。デザインは大丈夫。日本語デザインを外人がやるのはかなり難しい。

10人こえる規模で単純制作メインのとこは、もう日本では無理なんじゃないか。
少人数でやるか(ただ数こなさないと儲からないけど)フリーが集まったような、オフィスレスのチームでやるか。
実際フリーの方儲かると思うし。ただレバレッジがきかない部分はあるけど。

btraxさんのブログにあるように
”単純に”つくる”だけでは生き残れない。なんらかのかたちでクライアントを成功に導く所までが仕事とならなければならなく、多くの制作会社は最終的には、ブランディング会社、広告代理店、PRエージェンシーなどに進化を遂げる事で生き残りを実現している。”
ってあるけど、まさに日本の制作会社もそうならざるを得ないじゃないかな。

ただある意味そこにうちで取れそうなマーケットがあるなとは思ってるけど、やっぱり作るなら長期的にお互いの成果が出るようなものを作りたいですね。
なんだかんだこの一年で、売り上げ数百出たLPや数千出たマーケティングサイトにも関わらせて貰ったので、単純制作以外で長期的にやっていけるクライアント様も募集中です。
また、フィリピン人をかわりに雇用して欲しいという要望もあったので、そういうプランも用意しようかと思ってるのでご興味ある方はご連絡くださいませ。

お問い合わせ

そんなこと考えながら、「ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか?」読んでたら自分の小ささに絶望した。
そうでした、、プラットフォームビジネスがやりたくて会社にしたんでした。
しかし開発運営するにはマネーが必要で手っ取り早くキャッシュにできるのは受託なんだよな。
このバランスが難しい。

20 Comments

あかね

突然のコメントで申し訳ございません。少し気になるところがありますが、「日本語デザインを外人がやるのはかなり難しい。」というところはもっと詳しく教えていただけないでしょうか?ありがとうございます。

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ryohei

コメントありがとうございます。
僕の感覚ですがやっぱり感性的なものが違うのと、日本語の感覚がある程度わかる人でないと文字感覚だったりがつかめないので結構大変です。

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とむ

アメリカのビジネスモデルの主流は、既に自らはお金を出さないビジネスモデルに移行していると思います。
優れたアイデア、プラン、コンテンツに投資してもらうというスタイルがほぼすべての業界を飲み込むのは時間の問題かと思います。

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ryohei

コメントありがとうございます。
投資を受けるかどうかっていうのも難しい部分ですね。
好きにはやれなくなっちゃいますから。

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ごう

やっぱり、現実はそうなのですね。現在、日本では毎年4万5千人もWebデザイナーが増えているみたいです。
フリーデザイナーも飽和状態みたいですw

最近、そういう状況で雇われWebデザイナーには夢がないなと思って業界を2年で辞めてしまいました。今は制作者としてどういう活動していこうかなぁと熟慮期間中ですが(笑)

職業訓練校上がりの僕も含めて名だけデザイナーさんやプログラマーさんが増殖する現状は使い捨ての業界になってきたのかもしれませんね(´・ω・`)

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クリエイティブかくめい

[…] 昨日、日本でWEB制作会社はもう厳しいと思う。って話。 や もういい加減、収入の低いWebデザイナーなんてやめて「稼げるWebデザイナー」に変わりませんかを読んで日本の制作会社でのWebデザイナーという職種には魅力も感じなくなりました。それで、現状のWebデザイナーの職種について調べてみました。 […]

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山口の若者よ広告業界を目指そう!! | Puzzle(パズル)

[…] もう1つの理由は、ウェブ制作だけをする会社はもう無くなっていくと思います。詳しくはこちらのサイトに記載してありますので、閲覧ください。都会では今までウェブ制作をしていた会社が動画制作やウェブマーケティングの部署を立ち上げるなどの動きを見せています。ウェブ広告掲載など制作以外のところで収益の柱を作ろうとしている事がわかります。 […]

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デン

興味深く拝見しました。
デザイン自体に価値は、まだまだあると思うのですが、お金に変えていくのが、web制作だと厳しいですね。
なーんか、違うモデルがあると良いのですが。

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