オフショア開発でよく聞く「ラボ型開発」って何?

ラボ型

今回は海外オフショア開発の1つの手法である「ラボ型開発」のメリット、デメリットは何なのか?簡単に説明したいと思います。

ちなみに私はフィリピンでオフショア開発を5年近くしていますが、受託開発がメインでラボ型開発として受けたことはないです。
これには大きな理由があってその辺りも紹介したいと思います。
フィリピンのオフショア開発については下記記事をどうぞ




ラボ型開発ってなに?

オフショア開発

簡単に言うと会社内にクライアント専用の開発チームを作るイメージです。

例えばクライアント側が、バックエンド3人、フロントエンド1人、合計4人を4ヶ月間欲しいと要望すればその期間はクライアント専用のチームをオフショア会社が用意します。
一般的にはクライアント側の日本人が駐在マネージャーとして現地にやってきて、そのチームを使って開発を進めるっていうのがラボ型開発のイメージです。

なので金額に関しても案件単価ではなくて人月単価になります。
SES系とビジネスモデルは似てますね。

だいたいフィリピンだと人月30万円くらい〜だと思います。(日本だと80万円とか超えること考えれば半額以下ではありますね。)

ラボ型開発のメリット

メリット

ラボ型開発の前提は、ボリュームがデカくて長期で運用が必要になる案件だと思います。
正直100万円以下の案件であれば、ラボでやる意味全然なし。
まずはメリットを紹介したいと思います。

登記が必要なく、スタートしやすい

海外で法人登記して、オフィス用意して、エンジニア集めて、、っていう流れは正直凄い大変です。
ラボ型であれば現地の会社がそこの人材は集めるし教育もしてくれるので、将来的に進出を考えてるいる企業にとっては最初のステップとしては悪くないと思います。

コストが安い

勿論エンジニアの値段は日本より安いです。
ただ単発のショートな期間であればラボは逆に割高だと思います。
コストメリットが出せるのは大型案件でその後の保守も必要になってくるような案件だと思います。
日本から駐在を送り出すわけですからある程度長期でやっていく覚悟がなければコストメリットは出せないかな。
作りきりの案件であれば受託型で出した方が安いと思います。

融通がきく

案件ベースだと、仕様変更や追加の仕様があれば追加料金で対応することになりますが、ラボ型は月額料金なのでチーム内で改善要求や調整が可能になります。
リリースしてからもずっと調整が必要になるような案件には向いてると思います。



ラボ型開発のデメリット

デメリット

次にラボ型のデメリットを紹介したいと思います。

採用や人事権はオフショア会社に握られている

やっぱりこれが一番リスクだと思います。
お願いするオフショア会社にいる人材が本当に優秀なのか?
ちゃんとした人材を回してくれてるのか?

私の友人で実際にあった話なんですが、提供された社員が辞めてしまって、代わりに素人が送り込まれてきて1からやり直しになったみたいです。
採用や人事を自分たちで握れてないってのは、結構難しい部分だと思います。

サポートブリッジがいてもメインの窓口は貴方次第

オフショア開発はブリッジが全てです。
つまり送り込む駐在員が全てであり、回らなかったらある意味その人の責任になります。
海外なれしてない人であれば慣れるまで時間もかかるし、外国人のマネージメントは日本とは全然違う上にフィリピンであれば英語がベースです。
こういう環境でやっていける人材がいるかどうかが重要なポイントです。

ぶっちゃけた話、オフショア会社側からしても「ラボ型」って美味しいんですよ。

何故なら案件が炎上しても「クライアント側の責任」に出来るからです。
「炎上したのはマネージメントが悪いからです。うちは人材提供してるだけです。」って言えちゃうんですよね。

受託なら案件終わらなかったら全て自分たちの責任ですが、ラボ型は案件に対して責任を追わないし、予想以上に時間がかかってしまっても、月額ベースでの請求なのでむしろプラスになるわけです。
月額決まった金額が計算できるってのも会社としては非常にありがたい部分。

オフショア開発で一番コストと苦労が多い、「ブリッジ係」をクライアント側に丸投げできちゃうのは美味しい。
正直うちもやれるならやりたいですよw

長期じゃないとコストが高い

ブリッジ役を現地でアサインさせる費用もそうですし、その人がベースになってチームがしっかり稼働するまでには時間がかかります。
短期単発であれば受託開発の方が向いてます。
あくまでラボ型するなら最低半年以上は現地でやる覚悟が必要かなと思います。

まとめ

ということで今回はオフショア開発の手法の1つ「ラボ型開発」について書いてみました。
ベトナムではかなり主要な手段なんですが、セブでやってるとこは割と限られるイメージです。
そもそもエンジニアをある程度囲わないとできないので、規模がデカくないと出来ないんですよ。
うちでやれないのはそれが理由です。

ラボ型やってるところも紹介は可能です。
または受託案件であれば対応してますのでご興味あればご連絡ください

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