日本ではミスジャパンがハーフで批判が集まったらしいが、フィリピンのサッカー代表は9割がハーフ
公開日: 2015/06/24
更新日: 2015/06/24
フィリピントピックス
日本では、ミスジャパンが日本人の母とアフリカ系アメリカ人の父を持つ宮本エリアナさんに決定したことに対して「日本人ではない」と批判が集まったらしい。
実に日本らしいコンサバな意見。
ちなみにここフィリピンでは、サッカーのフィリピン代表の9割がなんとハーフだったりする。
ここまでくると「なんじゃそりゃ!!」と言いたくなるが、イタリア、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、そしてJAPANと信じられないくらいの多国籍とのミックスで構成されてるのがフィリピン代表ことアスクルズだ。
(アスクルズとは代表のニックネーム、日本で言う「サムライブルー」イタリアで言う「アズーリ」みたいな感じ。)
背番号11の彼はジャパニーズフィリピーノのDaisuke Sato。
うちのスタッフいわく小さいけど速いらしい。
ちなみに上のスターティングメンバーの写真にはピュアフィリピン人はいない。
フィリピン人のスタッフに、「批判とかあるの?」って聞いてみたところ。
「え?なんで批判が起きるの?だって彼らフィリピン人だし。ハーフだろうが関係ないよ」
と言っていた。
まぁその通りだよね。
そもそもフィリピンは芸能人もハーフばっかりだし、大統領も中国系なわけで、「純血」みたいな考え方が全然ないんだと思う。
フィリピン女子は「先祖はスパニッシュ」アピールをよくしてくるし、混ざってることがむしろステータスな感じすらする。
同じ島国なのに日本とフィリピンではハーフやクォーターにたいする考え方が全然違う。
色んな国の植民地の経験があるからと言うのは確かにあるんだけど、こういうフラットな考え方を日本人ももっとすべきなんじゃないかな。
見た目や肌の色ではなくて、染み付いたその国の文化みたいなものが◯◯人ってものなんじゃないかと僕は思っている。