フィリピン教育で最も必要なのは「考える力」を育む教育だと思うって話
公開日: 2015/09/27
更新日: 2015/09/27
ビジネス
フィリピンの、小、中、高でどんな教育をしてるのかは知らないけど、この国の最大の弱点は「本能のまま行動しすぎて全く考えてない」ことだと思っている。
月に2回ある給料日なんてまさにこの弱点をガッツリと表してる法律じゃないか。
知らない人に説明しておくと、フィリピンは月に2回給料日があるのです。
なぜか?
それは、月1回だと途中で全部使い切って次の給料日まで生活できないやつがたくさん出る。だから月の給料を2回にわけて支払いするってのが国の決まり。
払う方は、2週間に1回給料計算しなくちゃいけないからマジでめんどくさい。
プライベートだと「そうなることわかってたじゃん。なんで考えなかったの?」と言いたくなるトラブルの経験がたくさんあってイライラしてくるので今回は仕事面で感じてることを書いておこうと思う。
「It depends on a person.」(その人次第って意味)
わしはこの言葉が大嫌いなんですよ。
「これフィリピンで売れると思う?」とか「この戦略どう思う?」みたいなこと聞いても一時期うちの社員がとにかく「It depends on a person.」という言葉を使いまくってたのでガッツリミーティングをしたことがある。
だって「It depends on a person.」ってただの思考停止じゃん。
その人次第なんて当たり前なわけよ、そんなこと言ってたら話終わり。
まず前提として、「お前はどう思う?」ってことを聞きたいわけ。
そして例えば「これフィリピンで売れると思う?」という質問なら、「どんなフィリピン人には売れそうで、こういうアプローチで売るのが効果的じゃないか」みたいな所まで考えて欲しい。(あってるかどうかは問題じゃなくて考えてほしい)
ということを伝えて、徐々に考える力をUPさせるトレーニングをしているが、、上手くいくかはわからんぜよ。
誰かちきりんの「自分のアタマで考えよう」を英語翻訳してくれ。
10年後の自分を逆算して今を生活してるフィリピン人にはいままで1人しかあったことがない。
もうここまでくると教育制度の問題な気がするよね。
言語教育と明るいノリみたいな部分を育む教育は日本より強いと思うけど、もうちょい考える力を育む教育についても力を入れてほしいっす。
ビジネス的な話を入れたのでレベルが上がってるけど、実際一般には意味がわからんレベルの話が沢山ある。最後に最近あった意味がわからない話を1つ紹介。
知り合いのフィリピン人にギターを貸して、3日後に返してって言ったら、既に知り合いに売られていた。
フィリピン人「でも、ダイジョーブだよ。すぐ取り返してくるから」
数分後
フィリピン人「ダイジョーブ!ダイジョーブ!いまなら1000pesoで取り返せるよ!!だから1000pesoちょうだい!いまならいけるよ!」