読んで為になった「パパ必読の子育て本」を2冊紹介したいと思う
公開日: 2019/11/20
更新日: 2019/11/20
作品紹介
巷には子育て本やノウハウが溢れている。
私も今まで色々と子育て関係の本を読んでみたんだけど、結局腑に落ちた本は今回紹介する2冊だけだった。
どうも子育てって主観が強すぎる。
教育研究家や東大に入れたママの本なんかもそうなんだけど、結局それって「あなたの子供だからじゃない?」ってのが多くて、他の家庭でどれくらい再現率あるわけ?と疑問に思うことが多かった。
今回紹介する2冊は全て、実験と検証を元にしたエビデンスがある子育て本だ。
アメリカでは何千人を対象とした社会実験を通して、子供のその後を追った研究が沢山存在する。
日本でも、もっとちゃんとやればいいのになー。って凄い思うんだよね。
ビジネスの世界じゃ当たり前だけど、子育てって分野でもデーターはもっと活かせると思う。
日本ではママの方が子供と接する時間が長い分、子育ての方針ってママが主導権を握ることがやっぱり多いと思うんだよね。
ただ世の中のヒステリックな教育ママを見かけると、時にはロジカルに落ち着かせてあげる事が重要なんじゃないかと思う事が多々ある。
そんな時はパパの出番だ!といっても何も知識がないと返り討ちになり兼ねないので、まずは今回紹介する本を読んでロジカルな子育てを頭に入れておいて欲しい。
「学力」の経済学
日本の経済学者「中室牧子」のベストセラー。
教育学者ではなくて、経済学者がデーターとエビデンスを元に教育について書かれた本。
やはり日本人が書いた本なので非常に読みやすい。(私は翻訳本苦手なのだ)
内容も凄いキャッチーで魅力的なものが多い。
いくつか章のタイトルを入れておきたいと思うが
・子供をご褒美で釣ってはいけないのか?
「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」どちらが効果的?
・子供は褒めて育てるべきなのか
・テレビやゲームは子供に悪影響をもたらすのか?
だったり子育てをする親なら誰しも考えることについて、明確なエビデンスを元に回答してくれる。
子育てにもデーターとエビデンスの重要性を感じさせてくれる素晴らしい本。
未読な方は是非一読して欲しい。
活字がダメな人は漫画版もあるよ。
私たちは子どもに何ができるのか
近年教育業界で注目が集まってる能力「非認知能力」をテーマに書かれた本。
最近の研究ではIQが高い人が成功するわけではなく「やり抜く力・好奇心・自制心」のような「非認知能力」が高い人が成功することが研究でわかっている。
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンの研究データーを元に非認知能力の上げ方や子供との接し方がエビデンスを元に書かれている。
今、世界的に子供の貧困と教育格差は問題になっている。
自分の子供だけではなく、1人の大人として世界の子供たちに何が出来るのか考えさせられる、そんな本だ。
まとめ
私にも娘と息子がいるが、教育は本当に難しい。
課金条件がない上に、課金したパラメーターが必ずしも上がるわけでもないっていう最難易度の育成ゲームだよね。(例えですよ)
うちは良い学校とかじゃなくて、たくましく育ってくれれば良いと思ってるけど試行錯誤の毎日。
ただそんな子供との日常が幸せでもあるんだけどね。
今回紹介した2冊は本当に子育てをプラスに運んでくれる良書なので未読の方は騙されたと思って読んでみて欲しい。